2014年8月29日金曜日

★インド最大の階段井戸『チャンドバオリ』に行ってみた★

今日はアーグラーからジャイプルに向かう。
5時半にゲストハウスを出てアーグラフォート駅に向かう。
そう、インド最大の名物・カオス2等席に乗ってみることにした。
230㎞先のジャイプルまで90ルピー(160円)、激安。バスで行けば200ルピー(340円)はしそうな勢い。


6時半発がいきなり1時間遅れる。
インド時間というやつだ。
まぁジャイプルまで5時間。昼過ぎにつけばと思ってたたので動じない。


列車が入ってくるとすでに2等席はいっぱいいっぱい。
席は埋まっているし、荷物棚に普通に寝転がっているインド人多数。1席に2人座るとか当たり前w
しょうがないので出入口付近に腰を降ろし、地べたに座っていた。
ゆっくりと列車が走り出す。すると何故か外から大量の水が車内に入ってきた。
出入口付近にいたので全身びしょ濡れ。。。インド人達もみなびしょ濡れ。。。
しかも若干臭う。廃水か??まったく意味不明。
インド人達も意味不明らしく、こっちに視線が合うと彼らも苦笑いw




そんな感じで走り出し、ふと考えていたことが一つあった。
昨日の夜ネットでジャイプル~アーグラー間に一つ見どころがある。
『チャンドバオリ』
インド階段井戸の一つ。映画のロケ地にもなったところ。
地球の歩き方にも乗っていなく、穴場のよう。
ネットではジャイプルからの行き方しかわからなかったが、列車で地図を見ているとアーグラーからでも行けそうなことに気がつく。

時間あるし、行ってみるか!

最寄りの駅「Bandikui Junction」で降り、とりあえず情報収集。
こういうときはいきなりリキシャのおっさんに聞くのは無駄だ。ぼられるだけ。
ホームの売店でチャイを頼み、ついでにバスがないか聞いてみた。
「駅前からバスがでてるよ。」
「30分に1本あるよ。」
ナイスな情報を得ることができた。


チャイを飲みほし、店員に礼をいい駅前に行ってみると大量のジープが止まっている。
これはバスではない。バスを探しているとジープから声がかかる。
「どこ行くんだ?」
「チャンドバオリ。」
「これで行くぞ。」とパーを見せつける。
「50ルピー?(85円)」
「ノー、500ルピー(850円)だ。」
あほか。10㎞行くのに何で500ルピーだ。乗合ジープだし相場は50ルピー以下だろ。
「100ルピーで往復は?」と聞いてみる。
苦笑いを浮かべ立ち去っていく。完全にバカにされている。

5人ほどジープのオッチャンに聞くもみな同様。ホントにぼったくり野郎ばっかりだ。
30㎞先のエローラ行くのに30ルピー(50円)で行けるっての。


とりあえずバスを探す。
3台ほど声をかけたところでチャンドバオリに行くバスを見つけた。
しかし、運ちゃんがまたぼってくる。50ルピーだと。10㎞先でよくて20ルピーが相場だ。
とりあえず、乗ってからの支払だし、乗ってしまえばこっちのもの。地元民の前でもめれば運ちゃんも折れるだろう。
乗ってから地元民の青年にチャンドバオリまで行くかと聞くと途中までしかいかないとのこと。
途中で降りてから4㎞程度歩くと。4㎞なら余裕だなと思いようやく一安心。


バスが走り始め、車掌が金を回収し始める。運ちゃんとは違うからとりあえずチャンドバオリだというと途中で降りろとのこと。20ルピー払う。

バスは街道沿いを走り、途中で青年が
「もうすぐ。あの道を行けば大丈夫。」と教えてくれた。
thank youと礼をいい、握手しバスを降りた。



バスを降りると1本の田舎道が続く。
途中でオッチャンが100ルピーで乗ってくか?と聞かれるも、これもぼったくりだと拒否。4㎞歩くことにする。
20分ぐらい歩いただろうか。バイクの少年が声をかけてくる。
英語を喋れないのでジェスチャーで必死に訴えてくる。どうやら乗れと言っている。なんてありがたい。ありがたく乗ることにした。



バイクがチャンドバオリに着く。少年に心づもりのチップを払おうとするもすぐに走り去ってしまった。何てやさしい子なんだと心に響いた。


ここがチャンドバオリ。インド最大の階段井戸。詳しくは検索してみてくださいw
観光客は少ない。
柵がしてあるので中には入れないが、左右対称に深く掘り込まれている。
入り口付近のみギリギリ入れ絶景が拝める!








そこにいたイタリア人カップルとお互い写真を撮りあう。
彼らはインドをバイク旅しているという。インドではライセンスが要らないからレンタルして回っていると。
青年のほうは日本を一か月回ったことがあると。別府にも行ったと。

彼らと別れてからすぐ近くの遺跡にも行ってみる。
特に見どころがあったわけではないが、村人が拝んでいる姿をちらほら見かける。
ここの村では大きい寺院なんだろう。



帰り道。また4㎞を歩く。
ここでも20分ぐらいすると違うバイクの青年が声をかけてきた。流ちょうな英語で乗れと。
少年とは違ってぼられても嫌だなと思いいくらか聞いてみるがぶっきらぼうにいらないと答える。
聞いた自分が恥ずかしくなるが、ここはインド。念には念をだ。



今度は駅ではなく、アーグラー~ジャイプルへ向かう街道のシカンドラに着く。
何台ものバス、ジープが列をなしている。
するとバイクの彼は知人を連れてきて、ここからはこの知人が案内してくれると。何から何まで本当にありがたい。
知人はジャイプルまでのバスもあるが、もっといいのが50ルピーであると必死に通り過ぎていく車に声をかける。
全然止まらなく、バスでいいのにと思っていたが必死なので声もかけづらい。
最終止まったのはリキシャ。マジか、ぼられる。
値段を聞くも全然答えない。「ベリー、チープ」いや、なんぼか知りたいだけなんだけど。
知人の彼も乗り込んでしまったので断るに断れないのでとりあえず乗る。最悪50ルピーって言ってたとごねれば大丈夫だろうと。



ここから2時間。
彼らは煙草を吸う、途中で酒屋によりビール飲みだす、やりたい放題w
お酒も進められたが何かあっても困ると拒否。
なんだかんだジャイプルに着くと50ルピーで行けた。バスは70ルピーらしい。


こんな感じでアーグラーからでも行けました!
一つの参考にしていただければと思います。観光バスを1台見かけたので、たぶんジャイプルからのツアーとかもありそうな感じです。



しかし、インド人の温もりに溢れた一日だった。。。

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